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  • 吉田 翠

さあ吹けよ


水ぬるむ

里の川面に寄る風の

なんとまぁ柔らかなこと


吹きなされさぁ吹きなされ お通りなされ


ひとつふたつとほころんだ

白梅に見惚れて何を残すや


背中に背負った

赤子のほっぺをひたと撫でながら

いったい何処に向かうや


吹きなされさぁ吹きなされ お通りなされ


風の向くまま気の向くままとは

よく言ったもの

風が運んだものは風に運ばれてゆく 風が運んだものは風に運ばれてゆく


吹きなされさぁ吹きなされ

新しき世の風吹きなされ

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