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  • 吉田 翠

足元の真裏

足元の下

線対象のように広がる世界


色とりどりの街並みと広がる空

秘密の囁きを交わす人

整えられた花壇に咲き誇る花

美しいものは美しいものとして存在し

醜いものはそのままにそこにある

ただ

ただ空気がぴくりとも動かない

漂う匂いがない

感情は無機質に張り付きやがて

遠のく


美しいものは美しいものとして存在し

醜いものはそのままにそこにある

けれど

それを感じるこころといういものは

眠りについたまま

ただただ空気が動かない空間

足元の下

線対象のように広がるその世界

今立つ大地の真裏にもし

そんな世界があったとしたら

もし……  




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