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  • 吉田 翠

短歌

最終更新: 2019年11月17日





あさつゆを弾ひてゆれる朝顔に なにが変はるや日本(ふるさと)が夏


金魚追ふ我が子の汗を拭うては 思いださるる母といた夏


ほたる呼ぶ変はらぬ里のいくとせと 変はる我が身をうつす月影


此岸の忘れ難きに手を振らば 緋にそまりゆく花に移らん


歩みきた四十路五十路の山景色 もみじ映えたる高き空かな


冬枯れとしまりを超えし大木の 芽吹く一葉何を語らん


月詠みの筆のゆきさきゆかしきと 恋慕の雫朱に染まりたり


仄薫る古書にいきづく先人の 灯す明かりに幻を追ふ

冬枯れをひとりゆく身に灯らむや しず咲きたるはふゆそうびかな


落葉の枯れゆく前に色なして 紅染めぬかむ一念の空


春霞桜咲けよの道半ば けふの芽ぐみや命愛でたし

人の世の無駄をそこそこ楽しめば 酔うてをかしき月夜の一献

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